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春の下痢と胃もたれ

院長のまつえです。

みなさんこんにちは。寒い日からも徐々に解放され、さくらも開花しましたが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

3月13日からはマスクの着用も屋内外を問わず個人の判断に委ねることになり、特に4月は新しい出会いの季節でもありますので、会食や人と接する機会も増えると思います。

今回、『春の下痢と胃もたれ』についてお話しさせていただきます。

春は、1年のなかで最も寒暖差があるといわれています。また新しい環境に身を置くことが増える時期でもありため、知らず知らずのうちに自律神経が影響を受けている場合が多くあります。

・自律神経の乱れ

寒暖差に対応するために交感神経が活発に働くことで緊張状態が続き、自律神経の乱れを引き起こします。それが腸の状態の乱れにつながり、下痢や胃もたれの原因にもなっている可能性があります。

・体温調整がむずかしい

薄着で外出したら意外と寒かったり、花見や宴会などで冷たいアルコールを飲んでしまったりと、春は何かとお腹が冷える機会が多い時期です。お腹が冷えると、食べ物が消化されにくくなり、胃が重く感じたり、下痢の原因になります。

・生活環境の変化

春は転居や部署異動など、人間関係や生活環境が変わりやすい季節です。環境の変化は無意識のうちに精神的なストレスにつながりやすく、ストレスにさらされ続けると腸の運動が不自然に高まりやすいといわれています。

腸の運動が異常に高まると、便の通過スピードが速くなり、水分の吸収がうまく行われないため、便がゆるい状態で排出されたり、胃が重い状態になってきます。

予防策

・食べ物に気をつける

脂っこい食べ物は消化が悪く胃もたれが起こりやすいため、炭水化物やたんぱく質など消化の良い食べ物を心がけましょう。

・食べすぎ、飲み過ぎに注意する

腹八分目を意識し、飲みすぎないように心がけましょう。

・食事の時間帯を見直す

食事の間隔が短すぎたり、空腹の時間が長時間続くと胃に負担がかかるため、3食を規則正しい時間に食べるように心がけましょう。

・ストレスや疲労を溜めないようにする

趣味や適度な運動をし、ストレスを溜めないよう心がけましょう。

 

最後になりますが、市販薬などを飲んでも症状がなかなか改善されない場合は、当院で採血検査や超音波検査、内視鏡検査などで詳しく調べることが可能です。

また、内視鏡検査は鎮静剤を使用することができるため苦痛が少なく検査を行うことができます。

症状がなかなか改善されず、悩まれている患者様がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせ、ご来院ください。

 

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